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今週末2021.07.10~11は土木業界最高峰の資格である「技術士」試験です!
この時期になると、社内では技術士試験の話題がどこからともなく湧き、合格者の先輩たちから励まし?の言葉をかけられることが多くなります。
何度となく、自分を奮い立たせ、仕事と勉強を両立させてきたあなた。励ましは真摯に受け止めてきたはずです。
あとは試験で実力を発揮することが重要になります。
そこで、今日は技術士試験当日の会場の様子について書いてみたいと思います。
会場の様子がわかればお得かも?
目次
【試験前日】
明日の試験のために、ほかの人が休んでいる間に寝る間をおしみ、あるいは仕事の合間を見計らい、そして家族の用事もこなしながら、これまで長い間にわたり頑張ってきましたよね?
本当にお疲れさまでした。
さて、明日までもう時間があまりありませんが、明日の試験のためにできることを考えましょう。
それは、
「誰よりも休息をとる」こと。
寝不足なんてもったいない! 緊張するなんてもったいない!!
いまある力を最大限に発揮するためには、少しでも体力を回復し、万全の状態で集中して試験会場の椅子に座ることだと思います。
ちょっとせこいかもしれませんが、わたしは少しでも実力を出し切る(絞りだす)ために、前日のメンテナンスに結構こだわりました。今日は早いうちに寝てくださいね。
【試験当日】
◆会場入り前
適度に早めに会場入りし、雰囲気に慣れましょう。
会場では多くの受験者でひしめき合っています。
そこで注意点があります。それは、顔見知りがいても「声をかけない、かけられない」ことに徹してください。
わたしはこれを徹底していましたが、周囲を見渡すとまるで同窓会にでも来たかのような和気あいあいとした雰囲気でおしゃべりしている人がたくさんいるのです。
これまでの苦労が水の泡にならないように、試験に集中してください。もう試験は始まっているのですから。
会場の80%以上の人が不合格になる最難関の試験です。
あなたのまわりの受験者のほとんどが不合格になります。
あなたは実力を絞り出し、夕方にはきっと達成感でいっぱいのはずです。
おしゃべりなどしないで、ゾーンに入りましょう!
そして、意外に大事なのは、トイレ。
皆さん緊張していて、いつも以上に男子トイレが混むので、余裕をもった行動が大切です。
試験会場の扉がひらき、入場できるようになってからでも遅くないので、トイレに行く必要が再度生じたら、慌てずトイレに行ってくださいね。
◆会場入り・着席
つぎに、着席したら戦闘態勢に入るための準備をしましょう。
何をするかというと、
・椅子、机のガタツキはないか?~隣の人の消しゴム作業でかなりグラグラすることも。
・前後の机の間は適切か?~机がずれていると窮屈な状態で受験をすることになります。
・飲み物は足りているか?~集中力を高めてくれるというので抹茶を飲んでいました。
・シャープ芯の補充、定規、消しゴム、消しゴムを払う刷毛の準備はできているか?
・冷房は適切か?~席の位置によっては寒すぎることも。
・会場の気温に対応できるよう服装の準備はできているか?~タオルをもっていくといいです。
・資料集は整理されているか?~試験が終わればお役御免です。きちっと鞄の中に並べておきましょう。
あとは自分の殻に閉じこもって、ひたすら瞑想です。
知り合いに声をかけられないよう、余計な雑念が起きないよう、目を閉じてもOK。心穏やかに試験時間になるまで待つのもありです。焦りや緊張は禁物です!
◆昼休み
弁当は消化のよいものを。食べ過ぎは集中力が低下します。
ちなみに、わたしはおにぎり2つとお茶が試験の必勝メシでした。最低限の栄養補給で。
午前の部のできことはひとまず置いておいてください。当たり前のことですが、午後の部に集中するしかありません。片手で食べながら、資料にもう一度目を通しましょう。
そして、ここでもおしゃべりは厳禁です。もう試験が終わってしまったかのような余裕を見せる方々がいるのですが、惑わされていけません。
あなたは実力を絞り出さなければいけません。とにかく自信をもってゾーンに入りましょう。
午後の部については、これまで同じですね。
【最後に】
試験中、まだ時間があるのに足早に会場から出ていく方がいます。
わたしは初め「もうできたのか?!」と感心(焦りも)していたのですが、なにやらそうではなく、問題をみて早々に諦めた方々だと後で知りました。
試験当日はあなたが想定していた問題ではない問題が必ずでます。でも諦めないでください。
会場にいる方々は自分よりも経験豊かで技術者の先輩たちばかりで、自分が小さく見えてしまいますが、受験する誰もがあなたと一緒です。これから合格する技術者なのです。
わたしを指導してくださった先輩が試験前に
「試験問題をみて、なんとか回答できそうなものが1つか2つしかないと思う。でもみんな一緒だから。
試験が始まると一斉に書きなぐる音が会場に響くけど、初めの10~15分は我慢だよ。
1.試験で何が問われているかを抽出することに集中しなさい。
2.そしてそれを箇条書きにしなさい。
3.時間配分をだいたい考え、キャンパスに絵を描くように文章枠を想像しなさい。
この骨子で決まるから。それができれば合格できるよ。」
と言われました。
試験問題で問われていることを記述するというのはとても難しい作業です。
問題をみた瞬間に試験官が意図している内容を読み取り、開始早々、記述できる人はそういないと思います。
だからこそ、まわりのペンの音に惑わされず、落ち着いて試験問題を分析することが合格への近道だと思います。
明日、あなたの二次試験の成功を祈っています!
年末にかけて、口頭試験の準備で忙しくなりますよ!!