こんにちは、神宮皐(かみや さつき)です。
日本のインフラと地方経済を救う、優しくて楽しい革命を一緒に進めている皆さん、いつもありがとうございます。
今日は「地域インフラトリアージの前段階:住民価値評価」についてお話しします。
目次
≪地域インフラトリアージの前段階:住民価値評価≫
~限られた予算で、本当に大切なものを守るために~
なぜ「トリアージ」が必要なのか
日本全国で、高度経済成長期に一気に作られた道路・橋・トンネル・上下水道・港湾などが、今まさに更新の時期を迎えています。
国土交通省のデータでも、2025年時点で全国の橋梁の約40%が築50年以上。私の故郷の北海道だけを見ても、維持管理が必要なインフラの老朽化率は全国平均を上回る深刻な状況です。
予算は限られ、人口減少で税収も減る。
このまま「全部直したい」という気持ちだけで突き進むと、結局どれも中途半端になり、どれも失うことになります。
そこで医療現場の「トリアージ」の考え方を借ります。
「命を救うために、今すぐ手を打つべきもの」「様子を見られるもの」「残念ながら手放さざるを得ないもの」を、冷静に優先順位づけする。
それが地域インフラトリアージです。
でも、その前に絶対にやるべきこと
技術的な劣化度(点検データ)だけで決めてはいけません。
そこで登場するのが「住民価値評価」という前段階です。
住民価値評価とは、
「このインフラが、皆さんの暮らしや地域の未来に、どれだけの価値があると感じているか」を、住民目線で数値化・可視化することです。
- 毎日通う通学路の小さな橋
- 農業用水路
- 地域のシンボルである古いトンネル
- 災害時の避難路となる林道
これらは、行政データ上は「利用者少ない=優先度低」になりがちですが、住民にとっては「なくては生きていけない」価値があるかもしれません。
逆に、立派な道路でも「もう車がほとんど通らない」場所もある。
住民価値評価を先に行うことで、「本当の優先順位」が初めて見えてくるのです。
建設業界の視点から見た現実
建設業界に長年携わり、老朽化対策の現場を数多く見てきた私の分析をお伝えします。
北海道の例で言うと、札幌近郊と道東・道北の過疎地域では、インフラの「技術的緊急度」と「住民の体感価値」が大きく乖離しています。
実際、2024~2025年の維持管理予算では、橋梁補修単価が1箇所あたり数千万円に跳ね上がるケースが続出。
一方で、住民アンケート(類似事例)では「この橋がなくなったら集落が孤立する」との声が8割を超える場所も少なくありません。
住民価値評価を数値化するシンプルな方法として、
① 5段階評価アンケート
② 地域ワークショップでの優先順位投票
③ GISマップと連動させた「価値ヒートマップ」作成
を組み合わせることをおすすめします。
これにより、予算配分の根拠が「データ+感情+未来志向」の三層構造になり、住民の納得感と行政の説明責任が劇的に向上します。
神宮皐としての提言
高度成長期においては夢と勢いでインフラが爆発的に増えました。あの時代は「作れば豊かになる」という強烈な信念のもとに建設業界が突き進んでいた時代でした。
しかし、現在2026年はいよいよ限られた資源の中で「何を守り、何を手放すか」を問う、厳しくも優しい時代が到来したと考えています。
そして、未来2027年以降、住民価値評価をしっかり行った地域だけが「持続可能な輝き」を取り戻していく革命を起こす時代がくると想定しています。
評価を怠ると、「無駄な維持費で疲弊し、孤立を招く」時代になる・・・そう考えています。
だからこそ、私はこう提言します。
3つの提言
- 住民価値評価を「楽しく参加できる革命の場」にすること。
ワークショップはただの会議ではなく、お茶会や地元グルメ付きの「価値発見祭」に。子どもたちも参加できるデジタル投票アプリも活用しましょう。 - 評価結果を「未来ビジョン」に直結させること。
「この道を守るなら、こんな新しい賑わいが生まれる」という具体的なストーリーを、住民と一緒に描く。 - 毎年の見直しを。
物価高騰、人口減少など目まぐるしく変わる状況に対して「価値の再定義」を。早めに着手し更新を継続していける仕組みをつくりましょう。官民連携、ソーシャル・エンタープライズ(社会的企業)の組成などもあるでしょう。
「住民価値評価」は、ただの事前調査ではありません。
地方が自ら未来を選び取る、優しくて楽しい革命の第一歩です。
日本のインフラと地方経済を、住民の声で守り、輝かせる。
その革命を、一緒に起こしていきましょう。
神宮皐
2026年4月
プロジェクト「日本のインフラと地方経済を救う、優しくて楽しい革命@Taurus_Linxxx」より
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