座談会シリーズ第5弾から一か月ぶりになりました。
今回は第6弾【女性技術者たちが自ら切り開く“働きやすい職場”への道】をご紹介します!
女性目線からみた“橋梁メンテナンス業界で働く魅力“を、彼女たちの生の声とともにお届けいたします。
この記事を読み終わる頃には、あなたもきっと、ドボジョの仲間になりたいはず!
【 職場のサポートって、何か利用してるんですか? 】
Linxxxうさぎ🐇:
みなさんは、お子さんを育てながらお仕事されているんですよね?
仕事と子育てを両立するのって、すごく大変だろうなって思うんですけど、職場のサポートって、何か利用してるんですか?
Aさん:
わたしは子供が二人いるんですけど、2人とも産まれてから満1歳の誕生日を迎えるまでは育休(育児休暇)を取りました。
今は、在宅勤務(週1日)と時短勤務(8→6時間)を組み合わせて働いていますよ。下の子(5歳)が小学校に入るまでは、このペースで続けていこうかなって。
Bさん:
うちの会社はフレックスタイム制なので、出社時間や退社時間を自由に決めれられるんです。
夫は仕事の帰りが遅くなりがちなので、夫婦で保育園の送り迎えを分担できるように調整していますね。
Aさん:
いいなー、うらやましい!どんな風に調整してるの?
Bさん:
基本的には、朝早めに出社する代わりに、早めに退社して家事をしたり、子ども達の相手をしたり・・・っていう感じかな?
子どもが風邪をひいたり、熱を出したりして、病院に連れていかなきゃならない日は、出社時間を遅らせることもできるから、そういう時は助かるよー。
Cさん:
うちは子供が1歳なんですけど保育園に預けているせいなのか、しょっちゅう風邪をひいたり、熱を出したりでちょっと大変なんです・・・
Bさん:
わかるー!「保育園あるある」だよね(苦笑)
Cさん:
この間なんて慣らし保育を終えて、今日から本格的に復帰!っていう日に、保育園から電話がかかってきちゃって。
Aさん:
うわー!それは大変だったね。
元気になっても、すぐ調子悪くなって、保育園からお呼びがかかって・・・
「またかーっ!」ってなるよね(苦笑)
Bさん:
お子さんが具合悪くなった時って、どうしてるの?仕事休んだりとか?
Cさん:
そうですね。子どもの体調によっては有休を使うこともあるんですけど、病気のために有休を使っちゃうと何かあった時に足りなくなっちゃいそうなので。
看護休暇も併用しようかなーとも思ったり・・・。
Bさん:
そっかそっか!看護休暇なら、半日単位でもお休みもらえるしね。
でも、看護休暇って、年に5日しか取れないから、すぐなくなっちゃうよね。
Cさん:
そうそう!そうなんですよー。
今はフルタイムで働いてるんですけど、子どもの様子見て、あんまりこういうのが続くようなら、わたしも在宅勤務とか時短勤務とかにしてもらおうかなって、夫とも話してるんです。
Aさん:
「大変なのは、子どもがちっちゃい時だけ」っていうからね。
今はいろんな制度があるからさ、使えるもの(制度)はどんどん使って、何とかこの時期を乗り切っていきたいよね。
【誰かがしてくれるのを待つんじゃなくて、自分たちの力でどんどん変えていこう!】
Linxxxうさぎ🐇:
あの・・・、男性の多い職場だと、上司からの理解を得るのって、なかなか難しそうなイメージがあるんですけど、実際のところどうなんですか?
Aさん:
今は男社会って言われるこの業界でも、女性が妊娠・出産しても働き続けるっていうのは自然の流れになっていますからねー。
ひと昔前までは、なかなかそうはいかなかったみたいですけど・・・。
Linxxxうさぎ🐇:
やっぱりそうなんですか・・・。
Aさん:
産休とか、育休とか、法律で決められている最低限の制度って、どこの会社もあるじゃないですか。
でも実際には、そういう制度がっても使えるような雰囲気ではなかったみたいですよ。
Bさん:
そもそも、女性が職場にいること自体、珍しい時代もあったようですからね。
妊娠・出産っていう前例がなくて、上司たちもどう対応したらいいか・・・って感じで、かなり困惑ムードだった、っていう話も、聞いたことがありますよ。
Aさん:
そうそう。
でも先輩(女性技術者)たちが、「ずっとこの仕事を続けたいから、わたしはこうしたいです」っていうのを自ら発信し続けて、それを会社が受け入れる形で少しずついろんな制度が導入されてきた、っていう経緯があって。
Linxxxうさぎ🐇:
なるほど・・・みなさんの先輩(女性技術者)たちが、たくさんの時間と労力をかけて、少しずつ積み上げてきたんですね。
Aさん:
そうそう。そうなんです。
なので、今は「仕事を続けられるなら、続けたほうがいい」って、背中を押してくれる上司たちがほとんどだと思いますよ。
Linxxxうさぎ🐇:
それにしても、圧倒的に男性が多い職場で女性が自ら声を上げるのって、ものすごく勇気がいることですよね。
Cさん:
そうですよね。わたしもそう思います。
今でこそ、わたしたち(女性)にとっても働きやすい環境が整ってきてますけど。
きっと、ここに至るまでには、辛い思いとか、悔しい思いとかも、たくさんしてきたんだろうなって思うんですよね。
Aさん:
そうだよね。
でも、“このままじゃダメだよね!わたしたちだって働き続けたいよね!あきらめたくないよね!”って。
Cさん:
そうそう。そうですよね。
“誰かがしてくれるのを待つんじゃなくて、自分たちの力でどんどん変えていこう!”って。
そうやって、自分たちの意思を貫いて、行動し続けてきたんですよね。
Bさん:
そんな先輩(女性技術者)たちって、すごくかっこいいよね。
Cさん:
・・・本当に。つくづく尊敬しますね。
Aさん:
うんうん。同じ女性技術者として、誇りに思うよね。
全員 :
・・・(しばし沈黙)
Aさん:
・・・なんかちょっとしんみりしちゃったけど、先輩たちが切り開いてくれた道を今度はわたし達が整えて、次の世代につなげていく番だよね!
Bさん:
うんうん、そうだよねー!
Cさん:
「女性でも働ける業界」だとか、「子どもを産み育ながら働き続けられる業界」だとか、そういうイメージが、もっともっと世の中に浸透するといいですよねー。
Aさん:
ほんとほんと!わたしたちも、まだまだ頑張らなくっちゃねー!
Linxxxうさぎ🐇:
ゔ・・・ゔぅ・・(涙)
Cさん:
・・・あら?
Linxxxうさぎさん、どうしたんですか?!
Linxxxうさぎ🐇:
いや・・・ええ話やなぁと思って・・・ (涙)
すみません、誰かティッシュ持ってます?鼻水出てきちゃった。
Aさん:
もーっ!Linxxxうさぎさんったらー!
全員:
あっはっは(笑)
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【この記事でお伝えした内容のポイント】
・橋のメンテナンスの仕事は、力仕事不要&女性にもおすすめ!
・橋梁メンテナンス業界は、女性でも活躍できる!
・橋梁メンテナンス業界では、女性の働きやすい職場づくりが主体的に行われている
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【インタビュアー:Linxxxうさぎ🐇より】
ここ数年では、女性を積極的に採用する風潮が高まっており、土木業界で働く女性技術者の割合も増えています。
「土木の仕事に興味はあるけど、男性ばかりで敷居が高そう」と感じるかもしれませんが、あなたにとって興味のある企業が見つかりましたら、ぜひ応募してみてくださいね!
また、橋梁メンテナンス業界で活躍している女性技術者へのインタビューを予定しております。
あなたにとって「こんな女性になりたい!」と憧れるロールモデルとの出会いや、「こんな風に働きたい!」と女性技術者として仲間入りするきっかけになれば嬉しいです。
どうぞお楽しみに!