こんにちは、神宮皐(かみや さつき)です。
日本のインフラと地方経済を救う、優しくて楽しい革命を一緒に進めている皆さん、いつもありがとうございます。
今日は「なぜ、なくてはならいインフラが遠い存在なのか?」についてお話しします。
≪インフラの所有と利用のギャップを超える≫
~インフラを「みんなのこと」にするために~
はじめに
道路や橋は、私たちの日常に欠かせない存在です。
通勤や買い物、子どもの送り迎え……ほぼ毎日、どこかで使っています。
しかし、そのインフラを「自分の資産」だと感じる人は、ほとんどいないのではないでしょうか。
一方で、自分の車が壊れれば、すぐに修理を考えます。
家が雨漏りすれば、放置せずに対処します。
それらは「自分のもの」だからです。
ここに、インフラメンテナンスの根本的な難しさがあると思っています。
所有と利用のギャップとは何か
道路や橋は「利用」しているけれど、「所有」はしていない。
この「所有と利用のギャップ」が、インフラを「くらしのこと」として捉えにくくしているのだと思います。
私はこれまで、橋梁メーカー、財団法人、ゼネコンと、立場を変えながらインフラの現場に関わってきました。
その中で、このギャップを何度も感じてきました。
点検や修繕の重要性をどれだけ説明しても、「自分のこと」として受け取ってもらえない場面が少なくありません。
住民にとっても、自治体にとっても、民間事業者にとっても、インフラは「大切なもの」ではある。
けれど、「自分の資産」とまでは捉えきれていないのです。
物語の役割 —インフラナラティブ
では、このギャップをどう乗り越えるか。
一つは、インフラを「物語」として語ることです。
ただの構造物ではなく、そこで暮らす人々の記憶や想いが積み重なったものとして受け止める。
そうすることで、インフラが少しずつ「くらしのこと」「みんなのこと」として感じられるようになるかもしれません。
私はこれを「インフラナラティブ」と呼んでいます。
物語だけでは足りない —具体的な仕組みの可能性
しかし、物語だけでは十分ではありません。
感情や共感は大切ですが、それだけでは行動や継続的な関心にはつながりにくいからです。
そこで必要になるのが、具体的な仕組みです。
たとえば、適切なメンテナンスによってコストを抑え、投資効果を高める。その成果が、ポイントやファンドを通じて個人に還元される……そんな仕組みです。
「この道路を大切にすることが、自分の資産形成にもつながる」と感じられるようになれば、所有と利用のギャップは、かなり縮まるのではないでしょうか。
実際、市民がインフラの情報収集に参加することでポイントを得られる取り組みや、インフラに投資するファンドの動きは、少しずつ広がり始めています。
ただし、道路や橋といった身近なインフラの維持管理にまで、一般の人が「自分の資産」として関われる仕組みは、まだ本格化していません。
官民連携の時代に、この問いを考える
官民連携が今後さらに拡大していく中で、この「所有と利用のギャップ」をどう埋めていくかは、避けて通れないテーマだと感じています。
物語と、具体的なインセンティブ。
この二つをどう組み合わせるかが、これからの鍵になるのではないでしょうか。
おわりに
この問いは、一人で答えを出せるものではありません。
同じ問題意識を持つ企業や投資家、自治体の方々と、じっくり意見を交わすことができたら嬉しく思います。
インフラを、ただ使うものから、くらしの一部として感じられるものへ。
そのための一歩を、一緒に考えていけたらと思っています。
神宮皐
2026年7月
プロジェクト「日本のインフラと地方経済を救う、優しくて楽しい革命@Taurus_Linxxx」より
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